バーでお酒を片手に楽しむ「大人の遊び」として親しまれてきたダーツ。近年は学校の部活動や児童館など子どもたちが集まる場所へ広がり、教育の現場で注目されているスポーツでもあります🎯

ダーツは天候に左右されず、屋内の限られたスペースでプレイできます。また、運動の得意・不得意や男女差、身体能力の差に関係なく、誰もが同じルールで取り組める競技。 そんなダーツの特徴が、現代の学校事情や現場のニーズにマッチしているといいます。
そんなダーツの特徴は、特別支援学校の教育現場にも。授業にダーツを取り入れた、戸田かけはし高等特別支援学校(埼玉県戸田市)の松田功校長は、次のように語っています。
「生徒の中には、体の軸やバランスを意識するのが難しい子もいます。なので、そういったところを意識して、興味を持って取り組んでもらえるものを探していました。ダーツは、バスケットボールやサッカーより動きがシンプル。やり方によってさまざまな取り組みができそうだと感じ、ぜひ取り入れたいと思いました」
部活動としてダーツを取り入れる学校も増えています。ダーツライブが把握している小中・高等学校の「ダーツ部」は、3年前は4校だったのに対し、現在では22校に!学校だけでなく、東京都を中心に児童館にもダーツが設置(現在22施設)され、放課後になるとダーツを楽しみに通う中高生もいます。さらに「ダーツを習う」地域スポーツクラブやダーツスクールまで登場しているんです。

▲杉並学院高等学校(東京都)ダーツ部

▲児童館「共育プラザ(東京都)」

学校やさまざまな施設で、ダーツに触れられる場所が増えただけではありません。ダーツを始めた子どもたちが目標とできる大会が用意され、ダーツを競技として真剣に続けていける環境が整いつつあります。
ソフトダーツの国内プロツアー「SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN」は、今年度よりプロライセンスの取得および出場の年齢条件を18歳以上から16歳以上に引き下げました。10代のプロダーツプレイヤーは増えつつあり、今後も若い世代の台頭と活躍が期待されています。

▲活躍が期待される10代の選手ら/写真左より安食泰虎プロ(16)、吉川 悠斗プロ(17)、中島 零維プロ(19)

9月20日(日)・21日(月・祝)の2日間にわたり開催を予定していた、12歳以下と18歳以下によるダーツのユース大会「スポーツダーツ競技大会」には、12歳以下の部に62名、18歳以下の部に144名の合計206名がエントリー。4回目の開催となる同大会で、合計200名超という過去最多のエントリー者数を記録しました。
※21日の12歳以下の大会は台風の影響により開催中止となりました

今年3月には、東京大学・筑波大学などの国立大学に加え、早稲田大学や慶應義塾大学など全国37の大学が集結した「全国大学ダーツ団体戦」が初開催。およそ200名の学生が学部や学年の枠を超えてチームで競い合い、大学スポーツとしての新たな可能性を感じさせる大会となりました。
ダーツライブも、ダーツのダーツのスポーツ化を全面的に後押ししています!2020年より活動している「スポーツダーツプロジェクト」では、全国の地域イベントや学校、高齢者施設などでのダーツ体験会を通じて、まずはダーツに触れる機会を提供。誰でも気軽に始められるダーツの特徴を活かし、健康寿命の延伸、ダーツを教えられる人の育成、誰もがダーツに触れられる環境づくり、そして国民スポーツ大会(旧・国民体育大会)やオリンピック・パラリンピックでの正式種目化を目指して活動しています。