2025.09.11 RELEASE
遊びながら脳を鍛える!ダーツで軽度認知症の改善効果を確認――県立広島大らとの共同論文を発表
セガサミーグループの株式会社ダーツライブ(本社:東京都品川区、代表取締役 社長執行役員:阿部 東)は、県立広島大学・高知健康科学大学・株式会社ONE ENTERPRISE(ワンエンタープライズ)と共同で行った軽度認知症改善における「ダーツ」を用いた研究結果が発表されたことをお知らせいたします。
研究では半年間のダーツゲームによって軽度認知症の改善が見込める(※)ことが判明。本研究に従事した株式会社ダーツライブ サービス事業本部・金子氏は「ダーツゲームが軽度認知症の改善に有効だと証明できて嬉しい。今後はこの情報を多くの人に知っていただくことで、さらなるダーツを活用した認知症予防や高齢者のプレイを促進していきたい」と語っています。
※本研究では認知機能検査(MoCA-J)を実施、スコア25点以下を軽度認知症疑いと定義しています
日本では高齢化が進み、2025年には認知症患者が約700万人、65歳以上の5人に1人が認知症になると推計されています。認知症の発症を遅らせるためには、運動と認知トレーニングを同時に行う「二重課題」が効果的であるとされており、楽しみながら続けられる予防法の開発が求められています。
県立広島大学研究チームは、広島県・長崎県の軽度認知症疑いの高齢者を対象に、半年間のダーツゲーム介入を実施しました。
・対象 軽度認知症疑いの地域在住高齢者
・方法 2週間に1度のダーツ教室やサロンで、半年間ダーツを実施
・評価 国際的に認知されている「MoCA-J」認知機能検査を使用
・軽度認知症疑いと判定された27名のうち16名で改善を確認
・特に「記憶力(遅延再生)」と「注意力」が有意に向上
・認知症リスクの高い高齢者において、6割で改善効果が見られた
・的を狙う動作が「空間認知力」「バランス能力」を刺激
・点数計算や戦略立てが「記憶力」「注意力」を活性化
・チーム戦による社会的交流の促進
・運動と脳トレを兼ね備えた楽しさのある二重課題スポーツ
ダーツは、下肢や体感の支持性、バランス能力、空間認知能力や注意力、計算能力が必要なことから、身体機能と認知機能を組み合わせたスポーツです。また複数人で楽しむことにより生まれる社会的コミュニケーションで、より認知機能の改善が期待されます。
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